いたるセンターの目指す姿
自立と共生を求めて
個性が響きあう
しなやかな社会を目指します
objective
知的障がい者の支援を中心に活動するいたるセンターは、地域で暮らす誰もが、
生まれ育った場所で安心して暮らせる社会の実現を目指し、
さらに支援の輪を広げていきたいと考えています。
そのカギとなるのは、福祉・介護・医療・教育・農業の5つの分野。
5つの分野の事業を拡充し、各事業が互いに連携・協働することで、
しなやかな地域包括社会を再生することを目指します。

地域包括社会の形成に向けた5つの事業ドメイン
01

福祉
知的障がい者支援を中心としたサービスを提供しつつ、精神障がい者や発達障がい者にも対応できる支援スキルを積み上げてきました。重度化・高齢化が進んでも、お一人おひとりをあるがままに理解し、必要な支援をきめ細かく行っていきます。

02

介護
重度化・高齢化が進む障害者支援では、深い障害理解と高い介護技術が必要となります。通所サービスの生活介護では、専門性の高い支援職と看護職が連携し、こうしたニーズに応えています。また、共生型グループホームでは、障害福祉サービスと介護保険サービスを併用されるご利用者様も受け入れるなど、障害分野の世話人と相談支援職、高齢分野のケアマネジャーが協働でこうしたケースを支えています。

03

医療
「いたる訪問看護ステーション」の開業により、地域の障がい者や高齢者の皆様に、最適な看護サービスをお届けできるようになりました。また、障害者通所施設における「医療的ケア」に対応できる支援職を育成し、重複障害や心身障害の方が安心して日中活動が行えるよう、研鑽してきました。

04

教育
幼児教育分野では、小規模保育園(ピヨピヨおうちえん・ピヨピヨおうちえん荻窪駅前)を運営。遊びを通じて豊かな感性と思いやりの心を、毎日の食事を通して丈夫な身体と感謝の気持ちを育てています。また、日帰りショートステイや障害児相談支援などのサービスも提供しており、さらに幅広い年齢層に支援を広げていきたいと考えています。

05

農業
土や水に触れながら、作物を育て、その収穫を喜び、恵みをいただく。農業と障害者・高齢者の親和性の高さが注目され、農福連携が叫ばれるようになってきました。障害者通所施設では、屋上や近隣のファームで農作物を育てており、収穫物をいただいたり、販売して工賃の還元を行っています。

ソーシャル・コミュニティの輪広げる、いたるセンターの取り組み
ジョブコーチで
働く気持ちをUP!

SDGs推進室×三井ソーシャルオフィス
障がい者就労で企業とコラボレーション
三井不動産リアルティ株式会社が開設した、障がいのある社員が勤務する「業務サポート室荻窪事務所」。ここで働く障がい者社員のジョブコーチのフォローアップを行なっているのが、「SDGs推進室」です。業務特性と障がい者社員の強みが合う組み合わせや、理解を助ける手順書、作業をやりやすくする治具の工夫を行い、大幅な業務精度の向上を実証しています。ここで培った経験とノウハウを活かし、新たな企業ともコラボレーションすることで、「誰一人取り残さない」というSDGsの基本を推進していきます。
おしゃれで映える
内装が好評です!

クローバー
リゾート感覚にこだわった
手作りのショートステイ
杉並区天沼にある「クローバー」は、障がい者が家族の支援を一時的に受けることができないときに、短期で利用できる入所支援サービスです。不安を抱える方々が、少しでもリラックスして過ごせるよう、インテリアや照明に工夫を凝らし、無機的な印象を払拭しました。「また来たくなるスペース」をコンセプトに、職員がハンドメイドで作り上げた、リゾート感覚のショートステイ。多くの見学者が訪れる、いたるセンターの名物施設となっています。
お年寄りも障がい者も
いっしょに暮らそう

包括ケアセンター
終の棲家
共生型グループホーム
重度化・高齢化を見据えた障がい者のための生活拠点整備は、きわめてニーズの高い福祉サービスのひとつです。「包括ケアセンター・グループホーム」では、杉並区に点在する共同生活援助施設の中心に、共生型グループホーム「ワルツ」を整備。地域共生社会の実現に向け、一つの拠点で対象者(高齢者・障がい者)の分け隔てなく福祉サービスを提供しています。また、災害発生時の避難施設としての役割も果たしており、周辺地域のグループホームで生活する障がい者の皆さまを、いざという時に受け入れることもできます。
売上の一部が、
ご利用者様の工賃に

阿佐谷福祉工房
あけぼの作業所
目黒本町福祉工房
×
グループハッピースマイル
コレド日本橋などで、各施設自慢の自主生産品を販売
障がいのある方々に生産活動の機会を提供する通所施設では、ご利用者様と職員が力を合わせて、さまざまな自主生産品を作っています。なかでも、阿佐谷福祉工房の「さをり織り」、あけぼの作業所の「オリジナルカレー缶」、目黒本町福祉工房の「ショコラや干支土鈴」は人気が高く、多くのファンが購入されています。これらの自主生産品を、都心のオフィスビルやショッピングモールで販売する「ハッピースマイルフェスタ」に参加。こうした協働作業(コラボレーション)で、障がい理解を深める活動も継続していきます。
すべての方の、
あらゆる状況に対応

サポートウィズ・
いたる訪問看護ステーション
在宅における最適な看護を、24時間提供
「乳幼児から高齢者(看取りまで)、精神疾患や障がいを持つすべての方の、どんな状況にも対応できる」訪問看護とリハビリテーションをお届けする、いたる訪問看護ステーション。高度な専門性を有する看護師や理学療法士たちが、豊富な経験と最新の知見に基づくさまざまなケアを24時間提供しています。法人内においても、通所施設やグループホームと連携し、ご利用者様の医療・看護面でのバックアップを行い、総合的な地域包括ケアの確立に多大な貢献を果たしています。
Desert Island

法人本部・人事部
長崎の無人島でフレッシュマン研修
長崎県・大村湾に浮かぶ無人島・田島。こうもりの形をした全周3.2kmの風光明媚な孤島です。いたるセンターの法人本部・人事採用部では、内定者研修や新人職員研修を、この無人島で行っています。ツリーハウスやシーハウス、ジップラインなどのアクティビティも充実していますが、何と言っても手つかずの自然環境が一番の魅力。電気もガスも水道もない無人島で、火起こしや食料調達などの協働作業を通じて、チームワークが醸成されていきます。こうした自然体験研修も継続していきます。
選ばれる保育には理由があります
ピヨピヨおうちえん×ピヨピヨおうちえん荻窪駅前
杉並区入園希望者No.1の小規模保育園
「生命の奇跡」に対する感謝を第一として、心身ともに安全な保育を目指し、安心してお預かりできる信頼のおける保育を目指す、ピヨピヨおうちえん。小規模事業所内保育事業A型の「ピヨピヨおうちえん」と、小規模保育事業A型の「ピヨピヨおうちえん荻窪駅前」があります。
両園とも、子どもの育つ力をのばし、あたたかく育み、豊かな感性と思いやりの心、自然を大切にする心、丈夫な身体と感謝の気持ちを育てています。杉並区の入園希望者No.1の小規模保育園として、自分の思いを、言葉では表現できない乳幼児の気持ちに寄り添い、ゆっくりと時間をかけて受け止めることで、「心の育ち」を促す保育プログラムを実践しています。
プレーンアートって何だろう?

イタール成城
アート活動で、みんなとつながる。
世田谷区成城にある「イタール成城」では、障がいのある方に、施設に通いながらの日中活動の場を提供しています。特にアート活動に注力しており、世田谷美術館などで「PLAI NART」展を開催、それぞれの個性を活かした作品や共同制作作品などを展示してきました。多くのファンが作品を心待ちにしている「アーティスト」も誕生しており、職員とともに創作活動を楽しんでいます。重度の方でも取り組めるよう工夫しながら、多様性への理解を進める作品作りを続けています。
天然酵母の身体にやさしいパンづくり

パン工房プクプク×杉並区立認可保育施設
「自分の子供に食べさせたい」
そんなパンづくりが認められました。
障がい者の就労継続支援を行う「パン工房プクプク」。原料を厳選し、保存料等の添加物を入れない安心・安全なパンは、食育を奨励している多くの保育施設に導入されています。特に杉並区では、区立認可保育施設全園に納品され、パンの日を心待ちにしているお子さんも多くいらっしゃると伺いました。これからも、できたて・焼き立ての美味しさを、直接パン工房よりお届けしていきます。